トニー賞候補の渡辺謙が会見「とてつもなくすごいことで誇りに思う」

[ 2015年4月30日 09:35 ]

ニューヨークのリンカーンセンター・シアターで記者会見する渡辺謙

 米ミュージカル「王様と私」で主役を務める渡辺謙(55)が29日(日本時間30日)、ニューヨークのリンカーンセンター・シアターで記者会見した。演劇界の栄誉、トニー賞のミュージカル部門で主演男優賞候補5人の中に選ばれたことについて「5分の1はとてつもなくすごいことで誇りに思う」と喜びを表した。

 作品は計9部門で候補になり、授賞式は6月7日にある。「これから先は狙ってゴールを切れるものではない。ショーに真正面から真摯に向き合うことしか自分にはできない」と、今後の公演に気を引き締めた。

 「王様と私」はタイが舞台で、渡辺は王様の役を務める。米メディアからは渡辺の英語力への辛口の批評も出ているが、「ネーティブスピーカーである必要はない。(大切なのは)きちんと意味を伝えられるかどうかだ」と答えた。

 日本人がブロードウェーの主役を務めるのは異例だ。会見では「違うものを求めて呼ばれたのだと思う。いつもはないものが出合うことで新しい発見になったりする」と語った。(共同)

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2015年4月30日のニュース