広末涼子 愛娘に料理伝える早逝した母親役「命懸けで演じる」

[ 2014年12月4日 15:38 ]

主演映画「はなちゃんのみそ汁」の製作発表に出席した広末涼子(左から3人目)

 女優・広末涼子(34)が4日、都内で行われた主演映画「はなちゃんのみそ汁」(監督阿久根知昭、来年秋公開予定)の製作発表に出席した。

 乳がんのため33歳で早逝した安武千恵さんが、発症後に授かった愛娘のはなちゃんにみそ汁の作り方など料理を教える実話に基づく感動作。広末は「絶対に素敵な作品になる。命を懸けて精いっぱい演じます」と年明けのクランクインに向け並々ならぬ意欲を語った。

 広末は移動の飛行機内で脚本を読んだそうで、「本当に素晴らしくて、たくさん笑い泣きしました。声を出して笑いそうになるのに、涙が止まらなかった。これはメークさんに怒られると思い、空港に着いて保冷剤を買って目を冷やしたくらいです」と照れ笑い。それでも、「悲しい、つらい、苦しい涙ではないと感じて、見てくださる方もそういう気持ちになってもらえれば。はなちゃんはもちろん、天国にいるママにも笑い泣きしてもらえるようにしたい」と思いをはせた。

 はなちゃんともこの日初めて会い、自家製のみそ汁を味わって「ホッとしますね」と満面の笑み。「みそ汁に共通するあったかさをはなちゃんにも感じて、勝手に抱きしめたくなっちゃった」と優しいまな差しを向けた。対するはなちゃんは、「お母さんは、広末さんみたいに美人じゃないけれど、笑顔がとても似ているなって思いました」と話し、会場の笑いを誘っていた。

 共演は滝藤賢一(38)、主題歌も手掛ける一青窈(38)らで、はなちゃん役は1000人を超える応募の中から現在、最終選考に入っている。

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