「カラムーチョ」歌になる!社運懸けた「Z」水木一郎とコラボ

[ 2014年7月14日 05:30 ]

「カラムーチョZ」CMソングを歌う水木一郎

 1984年9月の発売開始から累計食数16億7000袋を誇る人気辛味チップス「カラムーチョ」が初めて歌になる。30周年を記念した新製品「カラムーチョZ」のイメージソングで、アニメソング界の帝王水木一郎(66)が起用された。28日から全国のスーパー約400店舗で流れ、8月6日から音楽配信大手iTunesなどで世界111カ国に配信される。

 曲名は「カラムーチョZ~秘密組織コイケヤのテーマ~」。エレキギターの爆音から始まるメタル調の歌になっている。

 歌詞は特撮ヒーロー作品を彷彿(ほうふつ)させる世界観。水木も「カラムーチョ、ゼェェ~ット!」などと叫ぶように歌い上げる。発売元の湖池屋をモチーフにした「秘密組織コイケヤ」や本社所在地(東京都板橋区成増)なども登場する。

 同社担当者は「カラムーチョZは社運を懸けた商品。辛さ、おいしさに健康の要素も加えた“究極のカラムーチョ”という意味でZをつけた」と説明。水木は「マジンガーZ」の主題歌が代表曲の一つで「Zといえば水木さんしかいなかった。さらに、燃えるような情熱の赤をイメージカラーにされている点が商品のイメージとぴったりだった」として白羽の矢を立てた。

 商品が発売される28日(コンビニでは先行販売中)に合わせて、全国のスーパー400店舗のお菓子売り場でプロモーションビデオを流す。水木は「“おしりがいたーい”というフレーズとか子供は好きだからね。レリゴーの次は、カラムーチョZだ。私もよくスーパーに行くから、この歌が聞こえた時にもし姿を発見したら気軽に声を掛けてほしい」とZポーズを交え熱弁。同社の担当者も「鮮魚コーナーから浸透した“おさかな天国”のようにヒットしてほしい」と期待を寄せた。

 歌は8月6日からiTunesなどで世界111カ国への有料配信が決定。水木は「アニキ」の愛称で親しまれ、世界中のアニメファンから「世界一有名な日本人」とも言われる歌手。「カラムーチョ」は米国、台湾、香港、シンガポール、タイ、マレーシアの6カ国・地域で販売されているが、歌の勢いに乗って流通網をさらに広げる狙いもある。

 日本の“元祖激辛スナック”と、食べて悲鳴を上げるおなじみのキャラクター「ヒーおばあちゃん」が、水木の歌声によって世界中に知れわたる日も近そうだ。

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