益子直美 夫から「ズンドウ」」に発奮!ロードバイクに首ったけ

[ 2014年5月15日 09:35 ]

アラフィフ人生を満喫中の益子直美は、夫の山本雅道さんとともに「2014スポニチ佐渡ロングライド」に出場

 健康志向の高まりを受けてブームとなっているのがロードバイク(競技用自転車)だ。タレントの益子直美(47)もこのスポーツの魅力に取りつかれた一人。かつてはバレーボール女子日本代表の人気選手だったが、3年前には不妊治療の断念というつらい決断を下した経験を持つ。現在はロードバイクの各種イベントに積極参加し、アラフィフ人生を満喫中だ。

 ロードバイクに乗り始めたきっかけを、益子は明確に覚えている。「あれは08年の3月24日でした」。自宅で食事を終えゴロゴロしていると、夫・山本雅道さん(35)から「ズンドウだね」と鋭く指摘された。「それならダイエットしてやる!!」。当時プロのロード選手だった雅道さんお下がりのバイクで軽く走り続けたところ、プルプルだった上腕部がいい感じで締まり始め、一気にのめりこんだ。

 同年にハワイで開催されたイベントでは160キロを完走。ところが同時期に不妊治療を開始したため、激しい運動を禁じられてしまう。当時42歳。周囲に悟られることを恐れ、タレント活動からほぼ手を引いた。表舞台から消えたのがこの時期だ。

 「結局、治療はうまくいかず、45歳になってすっぱり諦めました」。母親になる未練を断ち切って仕事に復帰したが、バレー界は選手の新陳代謝やルール変更などがあり「解説業は私の出番じゃない。後進に道を譲ろう」と古巣からの卒業を決意。残っていたのがロードバイクだった。

 熱中しているのはレースではなく、制限時間内に長距離を走るロングライドという分野。「ずっと忙しくて朝昼晩も分からない生活をしてきたから、これからは暮らしそのものを楽しみたい。ロングライドは順位やタイムを争わないからいいんですよね」という。

 昨年6月には「夫婦の夢」だったプロショップ「バイシクルファクトリー・ヤマモト」を神奈川県藤沢市内に開店。タレント業の合間に接客もこなす。18日には「2014スポニチ佐渡ロングライド」(新潟)130キロの部に夫婦で出場。50歳を過ぎたら200キロ超にも挑戦する心づもり。全力疾走で駆け抜けた過去とは対照的なミドルエージを思い描いている。

 ≪元トップ選手の夫も絶賛≫雅道さんは現役時代に全日本選手権23歳以下の部を2連覇したほか、国内外のレースで優勝経験があるかつてのトップ選手。2年前に引退し、ショップ経営のかたわら妻のコーチ役も務めており「(益子は)上り坂は時速3キロ前後でゆっくり走るんですが、ふらつくことがなくて実にバランスがいいんです」と絶賛していた。

 ◆益子 直美(ますこ・なおみ)現姓山本。1966年(昭41)5月20日、東京生まれの47歳。共栄学園高時代からアタッカーとして注目され、86、90年の世界選手権で日の丸を付けた。92年現役引退し、翌年タレントに転身。06年雅道さんと結婚した。最近ではNHK「あさイチ」「ラジオ深夜便」、BS11「スイスイ街歩き」などに出演。1メートル75、60キロ。

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