麻美ゆま 「あの素晴らしい愛を…」弾き語り泣いた日も

[ 2014年5月11日 09:34 ]

笑顔を見せる麻美ゆま

 卵巣境界悪性腫瘍で闘病していた、タレントの麻美ゆま(27)が活動を再開した。卵巣と子宮の全摘出手術を乗り越え、以前と変わらない明るい笑顔を取り戻しつつある。「たくさんの方々の励ましで、今の自分は生かされている。支えてくれる皆さんに恩返しをしていきたいんです」と意欲満々。演技も歌もグラビアも!タレント人生第2章の夢を聞いた。

 今月8日、初の自叙伝「Re Start」(講談社)を発売した。「これまでがあって今があるので、タイトルは“リセット”ではなく、再スタートの“リ・スタート”にしました」。幼少時代から、闘病、現在の心境などをつづった。いまは病院に2カ月に1度定期健診に行くだけで、体につらさはないという。

 今後の仕事の展望は、どうだろうか。大人気のグラビアは「今まで通りやっていきます」と、うれしい答え。「お芝居もやりたい。実は8年前にCDを出していて、それ以来のソロCDも出したいんです。どんなジャンルになるかは分からないですけどね」。身を乗り出してノリノリで語る。

 闘病中には趣味のギターにも励まされた。知人からフォークソングのCD集をもらい、「“あの素晴らしい愛をもう一度”を弾きながら歌って泣いていました」と照れ笑い。

 「病気をしてから、いろいろなジャンルの曲が、スーッと心に入ってくるようになりました」。最近のお気に入りは、意外にも米ソウル界の大御所女性歌手アレサ・フランクリン(72)。「ソロライブをして、アレサさんのようにパワフルに歌ってみたい」と憧れている。

 最近、女性ファンが増えてきた。「裸とかエロスで活動してきたけれど、“ゆまちゃんを見ると元気になる”って言われることもずっと大事にしてきました。これからも、いろんな形で“元気”を届けていきますよ」。大病を経てパワーアップしようとしているゆまちん。さあ第2章の開幕だ!

 ▽卵巣境界悪性腫瘍 卵巣にできる良性と悪性との中間的な腫瘍。悪性度の低いがんと考えるべきとされている。卵巣がんに比べて若い女性に発症することが多い。初期での発見が多いが、麻美の場合は腫瘍が直腸にまで浸潤しており、4段階あるステージの3段階目だった。

 ◆麻美 ゆま(あさみ・ゆま)1987年(昭62)3月24日、群馬県生まれ。05年にアダルトビデオで女優としてデビュー。08年にスタートしたテレビ東京「おねがい!マスカット」にレギュラー出演。番組内ユニット「恵比寿マスカッツ」で、10年に2代目リーダーに就任。カラオケ好きで、「1人カラオケで11時間歌ったことがある」。身長1メートル58。サイズは96・58・88。血液型AB。

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