明るく前向きな言葉並ぶ…ゆるキャラでは「ふなっしー」入った

[ 2013年11月21日 08:27 ]

2013新語・流行語大賞候補50語

 6月に世界遺産に登録され、観光客増加に沸いた「富士山」、初の日本一に輝いたプロ野球・楽天のエース田中将大投手(25)の「引いたら負け」なども候補入り。例年以上に、明るく前向きな言葉が並んだ。

 政治分野からは安倍晋三首相の高支持率を受け、経済政策「アベノミクス」や「3本の矢」など。ネガティブな言葉は麻生太郎副総理兼財務相の失言「ナチスの手口に学んだら」のみで、政権の安定ぶりを反映した格好。

 ゴージャスさで話題となったJR九州の寝台観光列車「ななつ星」が入り景気の上向きが感じられる一方、「ブラック企業」「追い出し部屋」など、劣悪な労働環境を示す言葉も多数入った。

 ゆるキャラでは「ふなっしー」、スマートフォン向けの大ヒットゲーム「パズドラ」なども選ばれた。

 事務局は「世相が上向きになる時は、得てして世に出回る言葉の数も増える」と、流行語の傾向を説明。「景気との因果関係は何とも言えないが、例年に比べ、はやり言葉が豊富な年ではあります」と話した。

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2013年11月21日のニュース