堺雅人 次作ドラマで半沢パロディー「八つ当たりだ!」

[ 2013年10月4日 06:00 ]

主人公の極端な横分けヘアで登場した堺雅人

 俳優の堺雅人(39)が3日、東京・台場で行われたフジテレビ「リーガルハイ」(9日スタート、水曜後10・00)の第1話完成披露試写会に出席した。TBS「半沢直樹」最終回(9月22日放送)が視聴率42・2%を記録してから公の場は初めて。「(主演した半沢の)銀行員時代に培った全てを台無しにして臨みたい」と、新作への意欲を語った。妻で女優の菅野美穂(36)は近くの会場でCM発表会見に出席した。

 日本中から支持を得た銀行員から一転。堺は「リーガルハイ」の主人公、古美門研介(こみかど・けんすけ)の“極端な横分け”ヘアで登場した。昨年4月期に放送された連続ドラマの第2シリーズ。気分屋で自己中心的な性格で、毒舌の“人格破綻者”と呼ばれる敏腕弁護士役の再演に、「銀行員で培った全てをこの作品で台無しにしていきたいと思います!」とあいさつし、会場を沸かせた。

 ブームを巻き起こした「半沢直樹」は、最終回で平成の民放ドラマ最高視聴率42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマーク。「やられたらやり返す。倍返しだ!」を決めゼリフに、上司らの圧力に屈しないサラリーマンを演じた。

 次作となる「リーガルハイ」の初回には「やられてなくてもやり返す。身に覚えのないヤツにもやり辺す。誰かれ構わず八つ当たりだ!」のセリフを堺が口にするシーンが登場。「半沢…」をパロディーにしたような場面は、視聴者に受けそうだ。

 番組終了から10日以上がたった今でも、半沢人気にあやかりたい業界関係者は多く、堺は近況について「ツキがどうのこうの…と言われて、最近いろいろな人に(体を)触られるんです。もう僕にはツキが残っていないんじゃないかな。残りかすで頑張ります!」と打ち明けて笑わせた。

 「半沢…」の収録中のエピソードにも触れ、「石丸さんに劇団四季仕込みの発声法を確認した」と“クソ上司”を演じた石丸幹二(48)との交流も披露して会場を盛り上げた。共演者からは「堺さんの勢いに乗りたい」の声が続出。しばらくフィーバーは続きそうだ。

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