モスクワ国際映画祭「さよなら渓谷」に特別賞

[ 2013年6月30日 00:32 ]

モスクワ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した映画「さよなら渓谷」の一場面((C)2013「さよなら渓谷」製作委員会)

 第35回モスクワ国際映画祭で29日、大森立嗣監督の「さよなら渓谷」が審査員特別賞を受賞した。映画祭は同日、閉幕した。

 受賞後、大森監督はステージに上がり「とてもうれしいです。日本で作った小さな映画ですが、受賞して胸を張って日本に帰れます。モスクワのことがすごく好きになりました」と喜びの言葉を述べた。

 同作品は吉田修一さんの同名小説を映画化。主演は俳優の真木よう子、大西信満。男女の内面を描く人間ドラマで、新潟や東京でロケを行った。

 モスクワ国際映画祭は、カンヌなどに次ぐ世界的な映画祭の一つとされている。

 日本人では、故新藤兼人監督が「裸の島」でグランプリを受賞したほか、監督賞や批評家賞も受賞。女優の大竹しのぶ、市川実日子、宮沢りえが最優秀女優賞を受賞している。(共同)

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