大阪で「船乗り込み」 船上の歌舞伎役者に歓声

[ 2013年6月30日 16:41 ]

歌舞伎俳優が船で川を巡る夏の風物詩「船乗り込み」

 歌舞伎俳優が船で川を巡る夏の風物詩「船乗り込み」が30日午後、大阪市内で開催され、片岡仁左衛門ら船上の人気役者に、待ち構えたファンらから拍手や歓声が湧いた。大阪松竹座で7月4日から始まる「七月大歌舞伎」を宣伝する恒例行事。

 中村福助、中村翫雀ら14人の俳優が、そろいの浴衣姿で参加。終盤は大粒の雨に見舞われたが、橋の上や川岸から「松嶋屋」「成駒屋」と声が飛び、紙テープや紙吹雪を投げられると、福助らは笑顔で手を振った。

 道頓堀で船を下りた一行は、大阪松竹座へ。仁左衛門は「劇場でお会いできたらうれしい。一生懸命頑張ります」と、詰めかけた観衆へアピールした。「七月大歌舞伎」は7月28日まで。「一條大蔵譚」などを上演する。

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