安田成美、16年ぶり舞台主演 谷原章介と「子だくさん」初共演

[ 2013年6月30日 08:48 ]

舞台「クリプトグラム」で主演する安田成美

 俳優の谷原章介(40)と女優の安田成美(46)の初共演舞台が11月に上演される。

 「クリプトグラム」(6~24日、東京・世田谷シアタートラム)で、主人公の男女と子供の3人だけが登場する会話劇。一見、家族のように見える3人の会話が進むにつれ、舞台に登場しない子供の父親の存在が浮かび上がり、物語が思わぬ方向に展開。主人公の男女の秘密が徐々に暴かれていくというサスペンス作品だ。

 私生活では谷原が5人、安田が3人の子供を持つパパとママ。少子化問題が深刻な中では「子だくさん」といえる2人は幸せな家庭を築いてきただけに、楽屋では子育て談議に花が咲きそうだが、舞台上では家族にも言えない秘密を抱える男と女を演じることになる。

 谷原は面識がないという安田の印象を「本当にきれいで、昔と変わらない柔らかなオーラをまとっている方」と表現。複雑な関係となる舞台では「憧れの安田さんを見るような目線で演じたい」と強調。登場人物が3人だけでセリフ量も膨大になるが「舞台のミステリアスな世界に、観客の方々を引っ張っていきたい」と張り切っている。

 安田は1997年の「シルヴィア」以来、16年ぶりの主演舞台。演出家の小川絵梨子さんは2人の起用理由について「主人公の男女のキャラクターは観客に好感を持って迎えられることが大切。谷原さんと安田さんはその条件にピッタリ」と説明。「ジェットコースターのような展開とスリリングな時間を観客の方には共有してほしい」と話している。

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