加藤登紀子「能登の夢コンサート」“森繁ソング”心込め

[ 2013年6月8日 06:00 ]

美しい歌声で聴衆を魅了する加藤登紀子

 スポーツニッポン新聞社の創刊65周年を記念した、歌手加藤登紀子(69)の特別公演「能登の夢コンサート」が7日、東京・なかのZERO大ホールで開かれた。

 真っ赤なドレスで登場した加藤は、新曲「過ぎし日のラブレター」など20曲を歌唱。2部構成で行われ、1部は「能登の里山里海」が11年に世界農業遺産に認定されたことを記念して歌った「能登の夢」など、歌謡曲が中心。一方、2部では「愛の賛歌」など世界に伝わるシャンソン楽曲を歌唱し、幅広い楽曲で魅了した。

 「能登の夢」は、故森繁久彌さんが89年に作詞したご当地ソング。「故郷にひとつ歌があれば、その歌を通じて“同じ故郷だね”って言い合える。森繁さんはその気持ちを歌に託したと思う」と紹介。森繁さんの次男・建(たつる)さん(60)が客席で見守る中、伸びやかな歌声で同曲を披露した。

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2013年6月8日のニュース