たけし 首相と竹島、尖閣問題語る「アジアのリーグを」

[ 2013年4月19日 21:49 ]

 政府は19日、文化交流を通じたアジア各国との関係強化策について議論する有識者の「アジア文化交流懇談会」(座長・山内昌之東大名誉教授)の初会合を官邸で開き、安倍晋三首相は「新しいアジア政策の柱の一つは、アジアの新文化創造だ」と強調した。

 9月に提言をまとめ、12月の日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)特別首脳会議で発表する予定だ。

 会合で首相は「アジアの多様な文化は一つの文明圏として融合しつつある」と述べ、環太平洋連携協定(TPP)や域内包括的経済連携(RCEP)など経済的なつながりがその触媒になると指摘した。

 参加した映画監督の北野武氏は、島根県・竹島や沖縄県・尖閣諸島問題に関し「政治的なぶつかり合いだけではだめだ」と指摘。「野球やサッカーでアジアのリーグをつくるなど交流を図ったらどうか」と提案した。

 首相は1月にインドネシアを訪問した際、ASEANに対する外交政策の5原則を発表。懇談会は、その中の「アジアの多様な文化、伝統を共に守り育てていく」との方針を具体化するために設置された。

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2013年4月19日のニュース