福山“海外デビュー” 「そして父になる」カンヌ出品

[ 2013年4月19日 06:00 ]

「そして父になる」撮影中の福山雅治(右)と是枝裕和監督

 福山雅治(44)主演の映画「そして父になる」(10月5日公開)が、南仏カンヌで5月15日に開幕する「第66回カンヌ国際映画祭」コンペ部門に出品されることが18日、決まった。

 福山の出演作が海外の映画祭に出品されるのは初めて。歌手活動でも海外公演は経験がなく、今回が“海外デビュー”となる。

 いきなりの大舞台に「今回のお話は聞けば聞くほど、凄いことすぎまして。キャパシティーを超えたことが起こると、逆にピンとこないものなんだなと、妙な実感をしております(笑い)。心からうれしく光栄」とコメントしている。

 映画祭は、フジテレビで放送中の主演ドラマ「ガリレオ」の撮影期間中。現地入りするかは未定だが「俳優人生で、こんな大舞台に行ける機会は二度とないかもしれない。何とか調整して晴れの舞台に立ってみたい」と熱望。関係者も「そう何度もある話ではなく、何とか行かせてやりたい」と渡仏を後押しする構えだ。

 メガホンを取った是枝裕和監督(50)は自身3度目のカンヌに「最高の舞台でワールドプレミアができる。カンヌを出発点に、どこまで遠く世界を旅できるのか?福山さんはじめ、スタッフ キャストと一緒にその一歩目をきちんと見届けてきたい」と、福山との渡仏を前提にコメントしている。04年に出品した「誰も知らない」では柳楽優弥(23)が、当時最年少の14歳で最優秀主演男優賞を受賞。自身初の父親役で“海外デビュー”する福山も、後に続けるか注目される。

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2013年4月19日のニュース