「スーパーニュース」リニューアル 木村太郎キャスターが卒業

[ 2013年3月1日 14:33 ]

フジテレビ「スーパーニュース」から卒業することになった木村太郎氏

 フジテレビの4月期番組改編説明会が1日、都内で行われ、4月スタートのドラマを始め、新番組が発表された。

 4月の改編率は全日帯16・4%、ゴールデン帯22・4%、プライム帯26・8%。急性リンパ性白血病のため、11年11月から療養していたフリーの大塚範一キャスター(64)が復帰し、元日本テレビアナウンサーの西尾由佳理(35)とタッグを組んで新情報番組「アゲるテレビ」(4月1日スタート、後1・58~同3・30)がスタートするなど、全日帯の改編が目立つ。

 「アゲるテレビ」は、放送中の「知りたがり!」よりスタート時間を2分早め、放送時間も90分に短縮。同局の立松嗣章編成部長は「視聴率的には苦戦をしているが、午後帯は視聴者ニーズを考えれば、やはり生番組がいい。90分で情報をギュッと縮めた形にしていきたい。(それでも裏番組の「ミヤネ屋」より3分遅れるが)1分でも早く出さないといけないという現場の思いがある中で、いろいろな調整があってこの形になった。元気が出るようなさわやかな午後の情報番組にしたい」と説明した。

 また、夕方のニュース番組「スーパーニュース」が“ライブ&ライフ”のキャッチフレーズのもと、4月1日放送より大幅なリニューアルを行う。スタート時間を午後4時30分に20分繰り上げ。立松編成部長は「いち早くニュースを知りたいという視聴者の要望に応えた形。夕方のニュース戦争の中でずっと尺が前拡大してきた歴史がある。とにかく早く情報を出していきたいというトライアル。『スーパーニュース』をもう1回、民放のNO・1にしていかないといけない。そのスタート地点に立ったと思っている」と力を込める。

 メインキャスターの安藤優子キャスター(54)を同局のフレッシュなアナウンサー陣が支える形となる。「機動力を持ったニュース番組をもっていかないといかない」(立松編成部長)ということで、フィールドキャスターも積極的に取り入れる。これに伴い、2000年より同番組で長年コメンテーターを務めてきたジャーナリストの木村太郎氏(75)は降板。立松編成部長は「木村さんには今まで支えていただきましたが、番組を次のステージに新しくしていく上で、フレッシュな形でお届けしたいと、こういった布陣になった」と説明。木村氏については「極めて健康だと聞いている」と話し、降板には特に理由はないことを強調した。

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2013年3月1日のニュース