復興支援新プロジェクト AKB新曲「掌が語ること」無料配信

[ 2013年3月1日 06:00 ]

11年11月、被災地訪問時に、陸前高田市の「奇跡の一本松」を訪れたAKB48メンバー

 AKB48が楽曲を初めて無料配信する。東日本大震災の復興支援を目的にした新曲「掌(てのひら)が語ること」で、AKB48グループの復興支援プロジェクト「誰かのために」の公式サイトで8日午後6時に配信開始予定。ダウンロードしたファンから義援金の寄付を募り、日本赤十字社を通じて被災地に送る。

 被災地への支援を継続し、子供たちを笑顔にしたいというメンバーの思いを込めたバラード。支援曲としては第2弾となる。第1弾「誰かのために」(11年4月)は有料配信で、収益の一部を義援金に充てた。今回の無料配信の狙いを、関係者は「全世界に無料で配信することで、世界に“震災を忘れないで”と発信できる。寄付を世界中から募ることもできる」と話している。

 AKB48グループは震災後すぐに復興支援プロジェクト「誰かのために」を立ち上げた。グループからの寄付金や、ファンから募った義援金などを合わせ12億5000万円以上を寄付。マイクロバスも寄贈した。

 さらに毎月1回、メンバーが被災地を訪問。避難所や公民館などで6~7人でミニライブと握手会を開いている。

 戸賀崎智信総支配人は以前から「時間をかけてでも、メンバー全員を被災地に連れていきたい」と話しており、今後も被災地訪問は続けていく。節目となる3月11日には、AKB48、SKE48、NMB48、HKT48の各専用劇場で、チャリティーライブを開催。被災者への祈りをささげる。

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