「草原の椅子」ロケ地パキスタンで上映会 西村雅彦「認識変わった」

[ 2013年3月1日 08:29 ]

28日、パキスタンの首都イスラマバードで行われた「草原の椅子」の上映会で、あいさつする西村雅彦

 「世界最後の桃源郷」とも呼ばれるパキスタン北部の山岳地域フンザでロケが行われた宮本輝さん原作の映画「草原の椅子」の上映会が2月28日、首都イスラマバードの美術館で開かれ、地元市民や在留邦人ら約400人が鑑賞した。

 映画は中年男性が同世代の親友や骨董店オーナーの女性、母親に虐待されていた少年と共にフンザに旅立ち、現地の老人に掛けられた言葉などから希望を見つけ出す再生の物語。

 出演俳優の西村雅彦はあいさつで「パキスタンはテロなどの情報もあって来るのが怖かったが、実際に来てみたら大丈夫で認識が変わった。パキスタンの良さをブログでも伝えるつもりです」と語った。

 鑑賞した主婦アズラさん(45)は「フンザの美しさをあらためて感じた。これを見れば日本人にもフンザの良さがきっと伝わる」と話していた。(共同)

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2013年3月1日のニュース