劇団四季が京都公演を終了 撤退否定も再開は未定

[ 2012年9月27日 18:11 ]

 劇団四季は27日、2002年から行っているJR京都駅内の「京都劇場」での常時公演を、10月で終了すると発表した。今後「上演が可能なタイミングごとに劇場を借りる」としているが、次回公演は未定。

 同劇場はJR西日本グループの「京都駅ビル開発」が運営し、実質的に劇団四季の専用劇場として稼働してきた。人気ミュージカル「オペラ座の怪人」や「美女と野獣」など、これまでに計39作品を上演。総来場者数は約230万人に上るが、公演によっては「入場者が少ないものもあった」(劇団関係者)という。

 10月8日まで上演する「桃次郎の冒険」を最後にいわゆる“常打ち”をやめる理由を、四季は「10年をいったんの区切りとするもので、撤退ではない」(関西公演本部)と説明。四季は10年春、入場者数の低迷を理由に、専用の「福岡シティ劇場」(福岡市)から撤退している。

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2012年9月27日のニュース