のりピー復帰舞台の詳細判明　１２・１５初日「碧空の狂詩曲」

２７日に発表される舞台で、戦国時代のヒロイン・お市の方を演じる酒井法子

　覚せい剤事件で執行猶予中の酒井法子（４１）の復帰舞台の詳細が２６日、分かった。

　１２月１５日から渋谷区文化総合センター大和田さくらホール（東京都）で上演される時代劇「碧空の狂詩曲～お市の方外伝」。酒井最大のヒット曲「碧いうさぎ」の歌詞♪碧いうさぎ　そらをかけてく――をほうふつさせるタイトル。会場は約７００席収容で、１２月２４日のクリスマスイブまでの１０日間で全１４公演を予定している。

　舞台は戦国時代。主演の酒井は“戦国一の美女”とされる織田信長の妹お市の方を演じる。

　脚本・演出は俳優としても活躍する斎藤歩（４７）。「碧空…」のタイトルも斎藤が付けた。劇団「札幌座」のチーフディレクターを務め、役者としても映画「壬生義士伝」「血と骨」「逆転裁判」などの話題作やＮＨＫ大河「龍馬伝」、ＴＢＳ「運命の人」など多くのテレビドラマに出演。２０００年には文化庁芸術祭演劇部門優秀賞を受賞している。

　酒井とは、０３年公開の映画「呪怨２」で婚約中の恋人役を演じている。舞台関係者によると、２６日までに顔合わせを済ませており、斎藤は酒井の印象を「女優として芯のしっかりした印象があった。いまの彼女が置かれている状況もしっかりと踏まえた作品にしたいし、酒井さんの復帰作にかける強い思いも感じている」と話していたという。

　酒井は本番に向けたトレーニングをしながら、１１月下旬の執行猶予期間明けのタイミングで本格的な稽古に入る予定。復帰に批判の声もある中、「これからの人生を歩き出すために精いっぱい演じるだけです」と話しているという。

　舞台の概要は２７日、時代劇舞台サイト「一期一会」で発表される。

　≪「碧いうさぎ」連想！？≫「碧いうさぎ」（９５年発売）は累計約１００万枚を売り上げたヒット曲。０９年８月の酒井の事件で再び注目され、ｉＴｕｎｅｓダウンロードランキングで１位に急浮上。各社カラオケリクエストランキングでも上位に入り話題となった。逮捕後に配信停止になった際にはインターネットオークションで高値で取引された。