AKB卒業 あっちゃん「言葉にできない」うれしい思いとは

[ 2012年4月3日 10:55 ]

香港をイメージした髪形をおそろいにした(左から)増田有華、前田敦子、仲川遙香
Photo By スポニチ

 前田敦子(20)がAKB48からの卒業を発表した翌日、香港を訪れた。中国での「元気な日本」キャンペーンの一環だったが、実は数カ月前、秋元康氏(55)に「私も香港に行きたい」と直訴し、実現したものだった。高校の同級生で「青春を一緒に過ごした」という仲川遥香(20)と増田有華(20)が同行。自ら「卒業旅行」と称した2泊3日の旅で見せた素顔は…。

 上機嫌だった。今まで取材した中で1番と言ってもいいほど。意を決して卒業を発表し、吹っ切れたに違いない。

 2日目のライブ直前の控室。3人おそろいの髪形で姿を見せ「香港をイメージしました」と楽しそうに笑った。せっかくだから記念撮影をしようという話になったが、3人は肩を寄せ合いながら何かのメロディーを口ずさんでいた。よく聴いてみると、小田和正(64)の「言葉にできない」だった。

 還暦を過ぎたアーティストの曲がその場とミスマッチに感じた。なぜ今ここで、そのメロディーなのかと問うと、前田は当然と言った表情で即答した。

 「言葉にできないから!」

 言葉にできない思いとは、どんなものだろう。小田の「言葉にできない」の歌詞は、♪あなたに会えて ほんとうによかった 嬉(うれ)しくて 嬉しくて 言葉にできない――となっている。その上機嫌な様子からすれば、きっと前田は、歌詞通り、うれしくて言葉にできないのだ。

 それでは、何がうれしいのか。まずは同級生で仲の良い2人と「卒業旅行」ができたこと、そしてAKBに入ってこの日まで活動してきたこと、さらには自分の思い通り卒業を発表できたこと、新たな道が開けたこと。そんなさまざまな要素が幸せな気分をつくっているようだ。

続きを表示

この記事のフォト

2012年4月3日のニュース