再開発計画 御園座4月から「さよなら公演」

[ 2012年2月14日 17:34 ]

 経営再建中の劇場運営会社、御園座(名古屋市)は14日、「さよなら公演」を4月から始めると発表した。老朽化への対応と経営再建を兼ね、現在公演している御園座会館(同市中区)の再開発を計画しており、同会館で上演ができなくなると見込んだため。

 来年3月までさよなら公演を続けるが、再開発の計画策定が長引けば、来年4月以降も続ける可能性があるという。歌舞伎や演歌歌手のコンサートなどを予定している。

 2012年3月期の連結決算見通しも同時に発表し、純損益を従来予想の3500万円の赤字から、3億9千万円の赤字に大幅下方修正した。「公演にかかる経費を計画通り縮小できなかったため」(事業経理部)と説明している。売上高は従来予想の40億円を据え置いた。

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2012年2月14日のニュース