生島ヒロシ氏「やった!」涙のハイタッチで祝勝

[ 2011年4月30日 06:00 ]

楽天ホーム開幕戦を観戦する生島ヒロシ氏

 プロ野球・楽天の本拠地開幕戦勝利に、球団ファンクラブの名誉会員の芸能人らから歓喜の声が上がった。宮城県気仙沼市出身のフリーアナウンサー生島ヒロシ氏(60)はKスタ宮城で観戦。勝利の瞬間、涙を浮かべて観客とハイタッチを交わした。

 バックネット裏で観戦した生島氏は勝利の瞬間、「やった!」とガッツポーズした。ファンによる白いジェット風船が舞い上がる中、周囲の観客と入り乱れてハイタッチ。その目には涙が浮かんでいた。

 「何が何でも勝つっていう選手の思いが伝わってきたし、ファンの後押しも凄かった。8、9回はちょっとハラハラしたけど、マーくん(田中将大)が最後の最後までよく頑張ってくれた」

 Kスタでの観戦は「3~4年ぶり」。今季は20年来の友人の田淵幸一氏(64)がヘッド兼打撃コーチとしてチームに加わったため、沖縄・久米島キャンプを激励に訪れるなど、球団への思い入れは例年より強い。そんな中で震災が発生。チームには復興のシンボルや起爆剤として期待するものが増えた。

 気仙沼市在住の妹夫婦はいまだ行方不明のまま。それでも「気落ちばかりはしていられない。とにかく僕たちは前を向いて生きていくことが使命」と力を込めた。この日の楽天の勝利には「魂を揺さぶられた」といい、「いいプレーをして1つでも多く勝って優勝してほしい。鳥肌が立つような戦いを」と期待した。

 30日にはKスタで始球式を務める。小、中学生まで野球経験があるが、マネジャーと投球練習をしたところ「肩と肘が筋肉痛で張っている」。名誉会員を代表する大役に「ストレートをど真ん中に投げたい」と意気込みを語った。

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2011年4月30日のニュース