EXILE 支援ソングで「日本を元気に」

[ 2011年4月30日 06:00 ]

 ダンス&ボーカルユニット「EXILE」が、東日本大震災の復興支援に向けたチャリティーソングを制作する。着うたで配信し、収益を全額寄付。今回新たに撮影した写真には、書道8段のボーカルTAKAHIRO(26)が書きしたためた「日本を元気に」の文字を14人の上に重ねた。

 楽曲は現在制作中。アップテンポなナンバーとなる予定で、聴いて元気が出るような曲にしたいという。完成次第、配信を開始する。作詞を担当するボーカルATSUSHI(31)は「全員のお気持ちに即した歌詞になるかどうかは分かりませんが、曲を聴いてくれた方々の1人1人のエネルギーになれば」と話している。

 震災後、メンバーは「自分たちにできることは何か」と思案し、支援活動のテーマを「日本を元気に」としてきた。

 TAKAHIROは書道8段で、雑誌「月刊EXILE」などでその腕前を披露している。今回は6~7時間、半紙にひたすら向き合って書いたという。「震災を受けて、日本を元気にしていくという気持ちを込めました。1日中書いて、何百枚も書きました」と明かした。

 EXILEと、HIROが社長を務める所属事務所LDHは、震災直後から被災者支援に取り組んできた。震災3日後の3月14日、義援金の寄付(金額は非公表)と飲料水約5万本を支援物資として送ることを発表。TBSの冠番組「EXILE魂」では、衣装のチャリティーオークションを実施。LDHのスタッフが現地へ出向いて炊き出しも行っている。

 メンバーは日頃から「日本のため」「社会のため」「未来の子供たちのため」と口にしており、震災支援は力を発揮するべき機会。TAKAHIROは「エンターテインメントの世界の人間なので、力が湧いてくるような曲を届けたい」と話した。

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2011年4月30日のニュース