「北の国から」の倉本聡氏 被災児童ら富良野に 集団疎開計画 

[ 2011年4月15日 11:47 ]

 北海道富良野市在住で、人気ドラマ「北の国から」の脚本家倉本聡氏(76)が、東日本大震災で被災した小中学生を市内の一般家庭にホームステイさせる「被災学童集団疎開受け入れプロジェクト」を立ち上げた。

 プロジェクト事務局によると、倉本氏が12日、福島県の地元紙で呼び掛けたところ「同年代の子がいる家庭にホームステイさせたい」「原発事故の影響のないところに疎開させたい」との問い合わせが相次いだ。

 今月下旬から受け入れ予定で、期間は定めない。これまでに約20家庭が受け入れを申し出た。学校のクラスやクラブの仲間同士での避難も歓迎。両親ら親族の受け入れも相談に応じるという。

 太平洋戦争中、東京都から山形県への集団疎開を経験した倉本氏は「苦境を助け合うことで新しい人間関係を築けた。優しい人間と豊かな自然に囲まれた富良野で子どもたちの力になりたい」と話しているという。

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2011年4月15日のニュース