田代まさし容疑者を起訴「もう薬物はやらない」

[ 2010年10月6日 16:59 ]

 コカインを所持したとして麻薬取締法違反の疑いで現行犯逮捕されたタレント田代まさし(本名田代政)容疑者(54)=東京都武蔵野市=が「ストレスがたまる仕事があると、薬に逃げていた。もう薬物はやらない」と供述していることが6日までに、神奈川県警への取材で分かった。

 横浜地検は6日、同法違反の罪で田代容疑者を、覚せい剤取締法違反(所持)の罪で知人の美容院経営荒井千恵子容疑者(50)を起訴した。捜査関係者によると、2人の尿からは覚せい剤の陽性反応が出ており、県警は同法違反(使用)容疑などでも立件する方針。
 起訴状によると、田代被告は9月16日未明、横浜市中区の駐車場内で、コカイン約0・87グラムを所持したとされる。
 捜査関係者によると、警察官が職務質問した際、手が震えてろれつが回らず、車を発進して逃げようとした。調べに、今年春にある男から薬物を勧められ、再び手を染めたと供述。田代被告の長年のファンで交際相手の荒井被告の自宅からは、コカインと大麻、覚せい剤が押収された。田代被告は「2人で使うために仕入れた」と共同所持容疑も認めている。
 薬物事件で過去2回逮捕され、05年に実刑判決を受けた田代被告。08年に出所した時、薬物依存症の治療施設などには入らず、自分で治すと決意を語っていた。最近はトークイベントなどに出演。7月末には復帰を願う千人以上のファンや著名人からのメッセージを集めた本「帰ってこいマーシー」が発売された直後の逮捕だった。
 調べには素直に応じ「いろんな人に迷惑をかけて申し訳なかった」と反省しているという。

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2010年10月6日のニュース