揺れる角界よそに…朝青龍ノリノリ「プレデター」変身

プレデターのコスプレで登場した元横綱の朝青龍

　暴行問題の責任を取って引退した大相撲の元横綱・朝青龍（２９）が２３日、東京・新宿で７月１０日公開の米映画「プレデターズ」（ニムロッド・アーントル監督）をＰＲする“宣伝横綱”としてイベントに登場。野球賭博問題で激震が走っている角界などお構いなしに、作品に登場する異星人プレデターのコスプレを披露するなど終始ノリノリで映画をアピールした。

　製作に１カ月を要したプレデターの特注コスプレをまとった朝青龍は、ブロック塀のセットをぶち破ってド派手に出現。汗をびっしょりかきながらステージ上でポーズを決めるなど、ご機嫌だった。トークショーでは映画のテーマにちなみ「最強」について聞かれ、数秒悩んで「いま、難しいね。力もそうだし、頭もそうだし。すべてがそろった人が最高」と質問にかみ合わない答え。自身の父親が映画に出演していた経緯を説明し、映画に思い入れがあることを説明すると、今後の動向について司会者から俳優を薦められ「デビューしたいね」とまんざらでもない口ぶりで笑顔を浮かべた。