史上初!日本人合唱団が全米最大のゴスペル大会制した

[ 2010年6月23日 10:09 ]

 米ニュージャージー州で先週末行われた全米最大のゴスペル大会で、ニューヨーク・ハーレムを拠点に活動する日本人合唱団「ハーレム・ジャパニーズ・ゴスペル・クワイヤー」が初出場で優勝したことが22日、分かった。同合唱団の松尾公子代表が明らかにした。

 大会は「マクドナルドゴスペルフェスト」で、約4万人がオーディションを受けるという規模に加え、入賞者がテレビ出演することもあるなどレベルの高さでも有名。大会史上、日本人合唱団の入賞は初めて。

 ゴスペルは米国の黒人が生み出した宗教音楽。黒人霊歌の美しい旋律でも知られ、日本でも同好会がつくられるなどファンが多い。

 松尾代表によると、合唱団が出場したのはクワイヤー(合唱団)部門。1月のオーディションで本選に残り、今月19日の大会で賛美歌「ハウ・グレート・イズ・アワ・ゴッド」を歌い優勝した。

 ハーレム・ジャパニーズ・ゴスペル・クワイヤーは1997年、ハーレムに20年以上住み、黒人音楽に詳しいトミー富田さんが創設。約20人のメンバーが黒人音楽の本場、ハーレムで活動している。松尾代表は「優勝は正直驚き。猛練習したとはいえ、日本人がゴスペルという珍しさも手伝って優勝できたのかも」と話している。(共同)

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2010年6月23日のニュース