[ 2009年12月12日 06:00 ]

ベートーヴェンの新たな一面に光を当てるオスモ・ヴァンスカ

 ヴァンスカと読響の第9についてコンシェルジェは解説してくれました。

「ヴァンスカは昨年来、読響とベートーヴェン・チクルス(全交響曲連続演奏)を進行中。ピリオド奏法の要素も取り入れながら、スピード感と緊張感に溢れる素晴らしい演奏を繰り広げてきました。これらはまさにベートーヴェンの新たな面に光を当てたような快演というべきもの。この第9でチクルスは完結、読響との共同作業の集大成となるわけです。さらに読響の第9公演のもうひとつの特徴は新国立劇場合唱団が出演することでしょう。他のオケが音楽大学の学生やアマチュアの有志による合唱団を使い“経費節減”に努めているのに対して、新国の合唱団はプロであることはもちろん、現在国内トップの実力を有するコーラスと言っても決して言いすぎではありません。アマチュア合唱団と比べると表現力、ダイナミック・レンジ、どれをとっても他の追随を許さぬものがあるはずです」。

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2009年12月12日のニュース