米政府、ポランスキー監督移送を正式要請

[ 2009年10月23日 18:05 ]

 【ジュネーブ共同】約30年前の米国での少女淫行事件のため、訪問先のスイスで拘束された映画「戦場のピアニスト」のポランスキー監督について、スイス司法省は23日、監督の身柄を米国に移送するよう米政府から正式要請があったと発表した。

 要請は首都ベルンの米国大使館から22日付で提出され、両国間の協定では40日以内の移送が規定されているとしている。
 監督は拘束を不服としてスイスの刑事裁判所に釈放請求をしていたが、同裁判所は20日、請求を棄却した。
 司法省は今後、監督の事情聴取などを経て移送の是非を決定するとしている。監督側にはこの決定に対して裁判で争う道も残されているという。

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2009年10月23日のニュース