カルメン・マキ、４０周年記念アルバム発売

　歌手カルメン・マキが、デビュー４０周年記念アルバム「ペルソナ」を４日にリリース。故寺山修司さんとの思い出や音楽にかける情熱を語った。

　歌手デビューは、寺山さん主宰の劇団「天井桟敷」に入団したことがきっかけだった。歌手になるつもりはなかったが、寺山さんから「マキは芝居より歌の方が向いている」と勧められて１９６９年、寺山さん作詞の「時には母のない子のように」を発売。大ヒットを記録したが、寺山さんにはいつも「もっと芝居がやりたい」と不満をぶつけていたという。「でも、ものすごく雄弁で、いつのまにか、丸め込まれていた」とほほ笑む。
　それから４０年。「今も歌を歌えること、聴いてくれる人がいることに感謝したい」というマキ。アルバムでは寺山さん作詞の「戦争は知らない」など計１０曲を収録。アルバム発売に合わせたツアーも開催中で「ぜひ生のライブも聴いてほしい」と話している。