清志郎さん急逝1カ月(1)「あっという間に駆け抜けて…」

[ 2009年6月2日 07:22 ]

追悼記事の執筆者・宮内忍さん

 ロック歌手の忌野清志郎(いわまの・きよしろう)さんが去る5月2日、がん性リンパ管症で、58歳という若さで急逝してから、早くも1カ月が経過した。この間、巷間には清志郎さんを偲(しの)ぶ特集番組などがあふれ、現在もその余韻が残っている。そんな中でも異色なのは、自転車雑誌「サイクルスポーツ」6月号に掲載された追悼記事「キヨシローはあっという間に駆け抜けてしまった」だ。

 執筆したのは同誌の元編集長、宮内忍さん(57)。片や自転車を愛したアーチスト、片やスポーツ自転車を専門とする雑誌の編集長。2人の交流の深さはそればかりではない。清志郎さんとはなんと東京・国分寺町(当時)で幼稚園、小学、中学の同期生だった。「子供のころから、町はずれのプールまでの4~5キロをよく自転車で走った仲です。今ではなんともない距離ですが、当時はひたすら長かったねえ(笑い)」と、遠くを見るようなまなざしでエピソードを語り始めた。

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2009年6月2日のニュース