森光子 イチに負けない!「放浪記」二千回!!

[ 2009年3月27日 06:00 ]

水泳の北島康介から贈られた花束を手に製作発表会見にのぞむ森光子

 女優の森光子(88)が26日、都内で5月5日に東京・丸の内の帝国劇場で開幕する舞台「放浪記」の製作発表を行った。89歳の誕生日の5月9日に単独主演2000回を達成。大の野球ファンだけに、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本が連覇したことに大感激。「イチローさんにはもう1回、侍ジャパンでプレーしてほしい。私も頑張りますから」と笑顔で話した。

 前人未到の大記録を前に、黒地に花模様の和服姿で登場した森は開口一番、笑顔で「報道陣のみなさん、侍ジャパンの取材でお疲れでしょ?私も中継を見て喜んだり、ハラハラしたり。いまは連覇の栄光の余韻に浸ってます」とWBCの話題を持ち出した。
 森の野球好きは有名。今回の侍ジャパンでは、監督相談役だった王貞治氏(68)とは旧知の間柄。また2001年5月、スポーツジム仲間で当時レッドソックスだった野茂英雄氏(41)対マリナーズのイチロー外野手(35)の試合をボストンで観戦したこともある。その際、3人で食事もしており、以来、イチローとも親交がある。それだけに今回のWBC日本戦は、ほぼ全試合テレビ観戦。関係者によると「ワーワー、キャーキャー大変な応援ぶりだった」という。
 特にイチローに注目していたようで、山本学(72)斎藤晴彦(68)ら共演者がずらりと並ぶステージを見渡し「(帰国前の)ロサンゼルスで会見したイチローさんを思い出すわ」と笑顔。「イチローさんもう1回、侍ジャパンでやってくださいね」と、次回もチームの中心にいてくれるよう熱望。「ついていきますよ」とサポートを約束した。
 イチローは、張本勲氏(68、スポニチ本紙評論家)が持つ3085安打の日本記録へあと2本。自身は2000回へあと5回。「頑張ってくださいね。私も頑張ります」とエールを送った。
 この日、五輪競泳金メダリストの北島康介選手(26)から花束が届いた。マネジャーが都内にある北島の実家の精肉店「肉のきたじま」の近くに住んでいたことから交流が始まった。森は顔が隠れるほどの大きな贈り物を手に「うれしすぎて“何も言えねえ”」と笑顔を見せた。

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2009年3月27日のニュース