松村邦洋 合併症に気をつけてしばらく休養

[ 2009年3月24日 06:00 ]

無事スタートした松村 邦洋(中央)だったが…

 22日に行われた「第3回東京マラソン」で一時心肺停止状態となり緊急入院したタレントの松村邦洋(41)の所属事務所が23日、倒れた原因は「急性心筋梗塞(こうそく)による心室細動(しんしつさいどう)」と公表した。現在は鎮静処置を受け、眠っている状態という。近日中に医師や事務所スタッフが会見し、病状について報告をする。

 緊急入院から一夜明け、事務所はマスコミ各社にファクスで病状を説明。「マラソン中に一時立ち止まり、ストレッチをしようとした時に突然意識消失いたしました」とし、「医師の説明によりますと、急性心筋梗塞による心室細動が原因です」と明かした。
 「心室細動」は心臓から血液を送り出せず、生命の危険にも直結することもある。松村は、口から泡を吹きぐったりした様子がランナーらに目撃され、一時は心肺停止状態に。マラソン事務局のスタッフと医師による自動体外式除細動器(AED)などの措置を受けて呼吸を回復した。
 所属事務所は現状について「心疾患の検査処置には安静状態が必要なため、現在は医師による鎮静処置を施しております」と説明。病院へ搬送中に意識を取り戻して言葉も発したが、病院では眠っている状態という。
 さらに「心疾患には合併症を伴う危険性があります。そのため、現時点で確定した病状をお伝えすることができません」とし、近日中に医師らが報告の場を設ける予定だ。松村の今後の仕事については「この状態なのでしばらく休むことになるでしょう」としている。
 大久保クリニックの三宅健治院長は「合併症には不整脈、心不全などが考えられる。一時心肺停止になったことによる後遺症などはないと思うが、今は合併症に気をつけないといけない状態。一命を取りとめたのはAEDの迅速な措置があったからだろう」と指摘。
 東京マラソンでは1キロ弱ごとにAEDを使える2人1組のスタッフが配置されていた。松村は東京メトロポリタンテレビジョン(東京MX)の「Tokyo’Boy」(日曜後9・00)の収録で参加。東京マラソン企画として放送は予定通り4月12日に行われるが、松村のランニング部分はカットされる。

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2009年3月24日のニュース