「バンキシャ!」山口裏金問題でも裏付け欠き報道

[ 2009年3月24日 22:12 ]

 報道番組「真相報道バンキシャ!」の虚偽証言報道問題で、日本テレビは24日、山口県の裏金問題も、岐阜県のケースと同様にインターネットのサイトを通じた情報提供者の証言に基づいて報道、その際、十分な裏付け取材をしていなかったと明らかにした。

 同局によると、番組は具体的な物証がないのに「以前の勤務先で裏金づくりにかかわった」という情報提供者とその元上司への取材を根拠に報道。後日、情報提供者に1万円のインタビュー料を支払った。
 今回の虚偽証言の発覚後、再取材で接触した山口県の元職員は裏金づくりを認めたが、日テレは「本来、こうした取材は番組放映前に尽くしておかなければならないものだった」と総括した。県は裏金を否定している。

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2009年3月24日のニュース