パイレーツの超有望右腕スキーンズが6回無安打投球を披露 7者連続含む11奪三振でメジャー初勝利の権利

[ 2024年5月18日 05:20 ]

6回を無安打、1四球に抑えたパイレーツ・スキーンズ
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 2023年ドラフト1巡目(全体1位)で指名されたパイレーツの超有望株ポール・スキーンズ投手(21)が17日(日本時間18日)、敵地シカゴでのカブス戦で今季2度目の先発登板。6回を無安打、1四球に抑える快投を披露した。また、初回から7者連続三振の奪三振ショーも演じ、計11奪三振で敵地のスタンドを沸かせた。

 スキーンズは初回、先頭のトークマンを100・3マイル(約161・4キロ)速球で空振り三振に切って落とすと、2番・ハップは100・1マイル(約161・1キロ)直球で見逃し三振、3番・ベリンジャーからも100・3マイル(約161・4キロ)速球で空振り三振を奪った。

 2回もモレル、ブッシュから連続三振を奪い、6番・マストロブオニに対してはこの日最速の101・2マイル(約162・8キロ)速球で見逃し三振に切って落とした。3回の先頭・マドリガルからも空振り三振を奪って、しめて7者連続三振。「Fireballing right―hander(火の玉右腕)」と称される剛腕が、その実力を存分に見せつけた。

 スキーンズは5回1死まで完全投球を続けたが、続く5番・ブッシュに四球を与えて完全試合はならず。それでも、さらに後続を抑え続け、6回で1四球を与えただけの無安打投球に11奪三振のおまけまでつけた。打線も8点の援護を与え、スキーンズは勝利投手の権利を得て、無安打のまま降板した。

 スキーンズはパイレーツに入団した際の契約金920万ドル(約14億3500万円)はドラフト選手の史上最高額だった。大リーグ公式サイトのプロスペクト(有望株)ランキングは3位で、投手としては堂々の1位。今春のキャンプには招待選手で参加も、経験を積ませるためにシーズンは3Aで開幕を迎えた。3Aインディアナポリスでは7試合に登板。27回1/3を投げて防御率0・99、45奪三振という数字を残した。

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