阪神球団初認定!トラめし「本」完成 「自宅で簡単」がテーマ クラブハウスや虎風荘での食事の作り方掲載

[ 2024年4月26日 05:15 ]

阪神の選手が試合前に食べる食事などが掲載された「トラめし」の表紙(講談社提供)
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 阪神選手の料理本としては球団初の「認定本」となる「阪神タイガース認定レシピ集 トラめし 強い体、疲れない体をつくる!」(税込み1700円)が、5月17日に講談社から発売されることが25日、分かった。クラブハウス、選手寮「虎風荘」などで出される食事と、その作り方が載っている。虎戦士の食生活を知ることで、ファンは選手をより身近に感じられそうだ。

 ページをめくれば試合前などに食べる“勝負メシ”が紹介されている。大山は「小麦粉不使用お好み焼き」を挙げ、コンディションづくりへの配慮を感じさせる。近本は「ちらし寿司」、村上は「マグロガーリックステーキ」が好物。淡路島コンビがそろって海の幸を推したのは、海に囲まれた故郷の血が騒いだのかもしれない。

 掲載料理はレシピ付きで家庭で作ることができる。講談社の担当者は「ご自宅で簡単に手に入る食材をテーマにしています。調理時間も10分以内を目安にしました」と説明。栄養バランスが計算され、スポーツに励む子どもたちの体づくりにも応用できる内容だ。

 体が資本のアスリートと食事は切っても切り離せない関係で、球団は近年力を入れている。この本を監修した公認スポーツ栄養士の吉谷佳代さんを15年に招き、食事指導を依頼。チーム内では毎食をスマホで撮影し、吉谷さんに助言を仰ぐ選手が何人もいる。昨季の18年ぶりリーグ制覇と38年ぶり日本一につながる“食事改革”の意義を球団が認めるからこそ、今回の「認定本」が実現した。

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