昨季巨人開幕投手ビーディ 結婚公表ドジャース大谷に先制打許すもグラウンド上で「オメデトウゴザイマス」

[ 2024年3月2日 13:15 ]

取材に応じる元巨人でガーディアンズのビーディ(撮影・柳原 直之)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が1日(日本時間2日)、アリゾナ州グレンデールでのガーディアンズとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場した。結婚公表後、初のオープン戦出場となった第2打席で先制の右前適時打を放つなど、3打席で1安打2四球と新たなスタートを切った。

 大谷とこの試合で2打席対戦し、第2打席で右前適時打、第3打席で四球を与えた元巨人でガーディアンズのタイラー・ビーディ投手(30)が試合後に取材に応じた。現在ガーディアンズとマイナー契約を結び、招待選手としてキャンプに参加中の右腕は、大谷との対戦について「凄くクール。私は翔平をとても尊敬している。(右前適時打は)うまく野手の間を抜けていった。何にせよ、ホームランではなかったからよかった」と振り返った。

 さらに第3打席で大谷を四球で歩かせた後、代走を送られて途中交代してベンチに戻る大谷に対し、すれ違いざまに「オメデトウゴザイマス!」と祝福したという。「聞こえていなかったかもしれないけど、彼との対戦はクールでした」とうれしそうに話した。

 また、昨季の1シーズン所属した巨人時代の思い出についても言及。昨季はエース菅野智之投手の不調に伴い、原辰徳前監督に開幕投手に指名されたことに「開幕戦に投げることができて光栄でした。最近ではマイコラス(現カージナルス)が開幕戦で投げたことがありますが、ジャイアンツで外国人投手が開幕戦に投げることは珍しいこと。ナゴヤドームでの中日ドラゴンズ戦での私の最初のセーブもクールでした、毎日彼らと交流するのは本当にクールだったし、言語を学ぶのはとても楽しかった」と日本時代を振り返った。

 巨人の戸郷翔征投手から教わったスプリットを現在も習得中であることを明かし「戸郷は本当に高品質のスプリットを投げていた。私はスプリットについて彼にたくさんのアドバイスを求めた。スプリットは日本では非常に支配的なピッチであり、非常に効果的です。それで、彼らがそれをどのように使っているかをちょっと聞きたかった。今年に入ってからは、優先的にたくさん使いたいピッチになった」と話した。大勢投手は現在も連絡を取り合っているそうで「私は巨人の元チームメートたちが大好きです。とても楽しかったので、いつかまた戻れることを願っています」と将来的な巨人復帰も希望していた。

 覚えている日本語もについても「カミサマトカゾクアッテノワタシデス」「アリガトウゴザイマス」と笑顔で明かした。

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