大谷翔平 結婚発表後初戦は1安打2四球 昨季巨人開幕投手から先制右前打 移籍後2試合で打率5割

[ 2024年3月2日 11:36 ]

<ドジャース・ガーディアンズ>3回、右前適時打を放つ大谷(撮影・白鳥 佳樹)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が1日(日本時間2日)、アリゾナ州グレンデールでのガーディアンズとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場した。結婚公表後、初のオープン戦出場となった第2打席で先制の右前適時打を放つなど、3打席で1安打2四球と新たなスタートを切った。

 第1打席に向かう大谷にスタンドのファンも万雷の拍手で祝福。スタンドの多数のファンが大谷にスマートフォンのカメラを向けて打席に注目する中、その中で大谷がフルカウントから四球を選んだ。一塁走者として相手先発カラスコから執拗なけん制を受けたが、手術した右手で3度帰塁。スタートは切らずに初回は無得点で終わった。

 第2打席は3回1死二塁。昨季巨人に所属して開幕投手も務めた右腕ビーディの内角の95マイル(約153キロ)ツーシームを引っ張り込むと、二塁手のグラブをはじいて右前へ転がり、二塁走者が先制のホームを踏んだ。二塁手のグラブをはじく当たりだったが、球場内では右前適時打とアナウンスされた。

 第3打席もビーディとの対戦。フルカウントまで持ち込むとしっかりボール球を見極め、一塁へ歩いた。大谷が一塁へ到達すると代走を送られて途中交代。大谷がベンチに退くと、スタンドのファンから大きな歓声が上がった。

 実戦はOP戦初出場となった2月27日(同28日)のホワイトソックス戦以来、3試合ぶり。ドジャース移籍後初となった同戦では、5回の第3打席で“新天地1号”となる左越え本塁打を放つなど3打数1安打だった。翌28日(同29日)のレンジャーズ戦、29日(同3月1日)のレッズ戦は敵地だったこともあり、出場せず。この日が3試合ぶりの実戦となった。

 大谷はドジャース移籍後2試合に出場し、これで通算4打数2安打3打点。これで2試合連続打点をマークし、ドジャース打線の中核としての存在感を示した。

 大谷は2月29日に自身のインスタグラムを通じ「結婚いたしました事をご報告させていただきます。新たなチームと新たな環境でのスタートとなりますが2人(1匹も)で力を合わせ支え合い、そしてファンの皆さまと共に歩んでいけたらと思っております」などと記し、結婚を発表した。

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