広島・野間 春季キャンプはマイ布団持参に生もの封印…体調管理を徹底し、さよなら胃腸炎!!

[ 2024年1月29日 05:45 ]

広島・野間
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 広島・野間峻祥外野手が、31歳の誕生日を迎えた28日にマツダスタジアムで自主トレを行い、春季キャンプに向けた覚悟を新たにした。16年、18年、昨年と過去3度、春季キャンプ中に胃腸炎で離脱。その経験と反省を踏まえ、「マイ布団」を持ち込むなど、体調管理の徹底に全力を注ぐ構えだ。今季の目標であるシーズン完走を達成するため、万全の体調でキャンプを完走する。

 31歳の誕生日を迎えた野間は、“ノーモア離脱”に向け、改めて決意を語った。

 「自分のコンディションと向き合いながら、しっかり責任を持ってやりたい」

 昨季は度重なる脚の故障のために離脱を経験しながら、主に右翼手として4年ぶりの大台となる108試合に出場した。主力の一人として、首脳陣からの期待は大きいが、毎年のように「離脱」がつきまとうのが、野間の課題。それは、調整段階の春季キャンプでも同じだ。

 昨年は、沖縄キャンプ2日目に胃腸炎を患い、練習を早退。16、18年も、同様に、体調不良で一時離脱した経験がある。同じ轍(てつ)は踏まない――。万全な体調をキープするため、春季キャンプの宿舎には、独自のアイテムを持ち込むと明かした。

 「ニトリに行って、良さげな掛け布団を買ってきました。温かくしたいので」

 温暖な地域とはいえ、2月の宮崎県は肌寒い日もある。腹部を冷やさないよう、細心の注意を払う。また、食事面でも、「生ものは控えたい」とシーズン中にも増して入念な対策を講じ、体調管理の徹底に努める。

 今春キャンプでは、首脳陣が若手の実力を見極めるため、1軍に若手が多く名を連ねた。そのため、1軍が沖縄市に場所を移す15日からの2次キャンプ中も、野間は松山、会沢、上本らとともに、宮崎・日南に残り、2軍で調整することが決定。「大体(例年、キャンプ中に)点滴を打っているイメージがある。今年は(調整を)任せられている以上、自覚を持ってやりたい」と気を引き締めた。

 秋山、堂林、末包、田村、中村貴らと外野の定位置を争う。3月29日のDeNAとの開幕戦(横浜)に照準を合わせて準備を進めるだけでなく、アピールの必要性も忘れていない。

 「(春季キャンプの)初めは1軍でやるので、しっかり動けるところも見せないといけない。ダラダラやっていてもダメ。若い選手を引っ張っていけるように、率先してやれることはやっていきたい」

 春季キャンプ、そして、シーズン完走の目標に向けて、心技体の充実を期した。 (長谷川 凡記)

 《野間、過去の胃腸炎》
 ▽16年 2月13日に日南市内の病院で検査を受け「急性胃腸炎」のため宿舎で静養。15日にリハビリ組の3軍で練習再開した。沖縄2次キャンプへ同行しないことも決まり「自分の責任なので。チームが広島に戻ってきた時に合流できるようにしたい」。

 ▽18年 沖縄2次キャンプ初日の2月16日に練習を早退し、沖縄市内の病院で「胃腸炎」の診断。18日に復帰し「体は大丈夫です。これから巻き返します」。21日から全体練習に合流し、練習試合に出場した。

 ▽23年 2月18日、ウオーミングアップ中に腹痛を訴え、沖縄県内の病院で「感冒性胃腸炎」の診断。19日に練習復帰し室内でマシン打撃など別メニュー調整。「たぶん、大丈夫だと思います」

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