ソフトB木村光が先発プロデビュー誓う 2年目の今季こそ小久保監督に恩返し

[ 2024年1月29日 06:00 ]

ソフトバンク・木村光

 宮崎春季キャンプA組(1軍)スタートのソフトバンク・木村光投手(23)が2年目の目標に先発プロデビューを掲げた。佛教大卒業後の23年に育成ドラフト3位入団。同年の7月に支配下登録を勝ち取り、背番号「160」から2桁の「68」となるも1軍登板はお預け中だ。

 「ケガをしてしまったのでどうしようもなかった。悔しい思い。今年こそやるしかない、の気持ち」

 肋骨の一番下、12番目の骨が分離しリハビリ組移管。藤本ホークスでは何もできず、秋季キャンプから復帰できた。オフは奈良県で単独自主トレを敢行。新年5日から始動し、筑後ファーム施設でキャンプA組入りを聞いた。「2軍で見てくださっていた小久保監督に支配下に上げていただいた。先発で、と言われているし恩返ししたい。今年1軍でダメなら終わり」と覚悟を示す。

 懸ける思いは行動にも出た。「試合をつくる安定性、変化球のスキルアップと制球」とのテーマを克服すべく、筑後で黙々と自主トレ中の東浜に直撃し質問攻めした。東浜も「木村くんとか積極的に聞いてきましたね」と熱意を歓迎した。「チームのため、自分のためにもやりたい」。人気音楽家ナオト・インティライミ似の右腕の目つきは鋭くなり、体も分厚くなっていた。

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