【阪神・岡田監督語録】佐藤輝の二盗「ホンマに初球から行きおった」 森下交代「泣いたらあかんから…」

[ 2023年10月29日 05:15 ]

SMBC日本シリーズ2023第1戦   阪神8ー0オリックス ( 2023年10月28日    京セラD )

日本シリーズ第1戦に勝利し、インタビューで笑顔を見せる岡田監督(撮影・須田 麻祐子)
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 阪神は、交流戦で8回わずか2安打に抑えられたオリックス山本をKOした。監督として日本シリーズ初勝利の岡田監督は試合後、饒舌だった。

 ―村上は立ち上がりから良かった

 「ブルペンの報告も良かったからな。クライマックス(シリーズ)は、めちゃくちゃ緊張してるって(投手コーチが)言ってたけど。きょうはブルペンで、いつも通りに投げてたみたいだし。

 ―球速を見ると、初回から飛ばしている印象だったが?

 「いや、ここはスピードが出るやろ?球場によって数字違うから。ここは出るよ」

 ―7番に渡辺諒を起用した意図は?

 「いやいや、まあ、最初から、昨日の段階で決めてたから」

 ―山本との相性を買ったのか?

 「由伸にはそれほど良くない。いや、打つと思ったから。昨日の練習が良かったからな」

 ―起用がはまった。

 「まあ、誰かを入れなあかんからなあ。(DHが)もう1回あるけど、明日(29日)は左みたいやから、宮城か。(誰を起用するか)今の段階では、わかんけどな」

 ―佐藤の盗塁は球種を絞ってサインを出したのか。

 「いやいや、読むっていうか、中野がその前(初回)にアウトになっているから。あれで(盗塁は)来ないと思うやんか。あれは初球からいけるからな。思い切りがいいからな佐藤は。盗塁に関してな。ホンマに初球から行きよったと思たけどな」

 ―(初回の)中野の盗塁はエンドランか。

 「違う違う。盗塁、盗塁」

 ―ベンチで怒る顔が映像に出ていた。

 「(バットを)振らんからや、森下が(結果は見逃し三振)」

 ―日本シリーズ前に、山本を打つために「まっすぐを狙う」と話していたが、みんな速い球を打ち返した。

 「そうやろ、その通りやったやんか。別にみんながそないして、(山本を)すごい、すごい言うからほんまに。しゃあないから言うただけやんか」

 ―分析通りか。

 「分析なんかそんなしてないよ。してないしてない。そんなんシンプルに…、そこまで分析して打てるもん違うよ。野球っていうのは。シンプルにまっすぐを―と。そういうことやんか。それを打てるように、いつも練習してるんやから。そんな対策で打たれへんって、そんな」

 ―打線が良かった。

 「そら、思ってる以上にな。2点取れたらいいかなと思ってたけどな。1巡目を見て、そう思ってたけどな」

 ―近本、中野も打った。

 「そうや。あそこが打てばなあ。(安打が)3本、3本か。あそこが出たらもう、足があるし向こうも警戒心というか全然違ってくると思うしな。それで得点になるよな

 ―シンプルにと言うが、何か山本対策を伝えたか。

 「いや、まっすぐを打てしか言うてないよ。だってフォークの打ち方なんか教えてないもん。そやろ?フォークの打ち方を教えるバッティングコーチは、誰もいてないやん。そういうことやん。だから、そんな分析とか、そんな難しいことなんかできへんて」

 ―150キロを超える球を打った。

 「それを打つんやから、しゃあないやん。150キロ超したから打たれへんとか、そういう問題じゃないやん、おかしいやんか」

 ―指示が徹底できた。

 「そうそうそう。まっすぐ打てしか言うてないもん。まっすぐを打ってフォーク見送れって言っただけやもん。ミーティングで。それはもうずっと言ってることやもん。基本よな。変化球そんな当たらへんよ」

 ―一つ勝って楽になった。

 「そら、みんなヒットが出たから、楽になってるよ。明日のゲームの入り方はだいぶ楽に入れる。全然違うよ。ボールばっかり振ってる奴も最後に1本出たしな。ストライク見逃してボールばっか振って。あんだけ言うたのに、1人なあ」

 ―森下を替えようと思ったのでは?

 「3打席目で替えたろうか思ったよ。また、泣いたらあかんから。今日は辛抱したよ、初戦やから」

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