オリ・中嶋監督、ラオウ不在の苦心オーダー不発 わずか2安打で零敗も前向く「切り替えやすいのかも」

[ 2023年10月29日 05:40 ]

SMBC日本シリーズ2023第1戦   オリックス0ー8阪神 ( 2023年10月28日    京セラD )

オリックス・中嶋監督(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 エース・山本が打たれた上に、野手陣にケガ人が続出する中で組んだ苦心のオーダーも不発。散発2安打で零敗を喫した。中嶋監督は打線について「いろいろ事情があるんで、全部言えることでもないですし」と多くを語らなかった。

 CSのMVPを獲得した杉本が左足首痛でベンチを外れ「1番・左翼」に抜てきした日本シリーズ初出場の池田は4打数無安打。左足薬指の疲労骨折を押して「5番・DH」でスタメン復帰した頓宮も3打数無安打に終わった。

 0―4の5回には無死二塁、フルカウントから自信を持って見逃した球がストライクと判定されて三振に倒れる場面もあったが、頓宮は「審判がストライクと言えばストライク」。指揮官も「判定のこと言ったって、しゃあないやん。低めは頑張って見逃してたんですけどね。それも野球です」と切り替えた。

 オリックスとしては初の2年連続日本一を目指す関西決戦は厳しいスタートに。しかし、ヤクルトと対戦した昨年の日本シリーズも2敗1分けの苦境から4連勝で日本一に上りつめた。中嶋監督も「(切り替えは)もちろんですよ。やられ方としたらアレ(良くない)かもしれないですけど、切り替えやすいのかもしれないですし。明日は明日です」とナインの反発力に期待した。(中澤 智晴)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年10月29日のニュース