浦和学院・森監督 天国の三浦貴さんに「“仙台育英とやりなさい”と言われている気がして」

[ 2023年8月4日 05:00 ]

第105回全国高校野球選手権大会・組み合わせ抽選会 ( 2023年8月3日 )

対戦が決まった浦和学院の江口主将(左)と仙台育英の山田主将(代表撮影)
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 初戦の相手が昨夏王者・仙台育英に決まった瞬間、浦和学院の森大監督は天を仰いだ。「“仙台育英とやりなさい”と、神様、三浦様に言われている気がして。凄くワクワクしていますね」。埼玉大会中に亡くなったOBでコーチの三浦貴さん(享年45)へ白星を届けるため、浦和学院ナインは初戦から全てを懸ける。

 
 甲子園出場を決めた翌日29日の通夜には部員も参列した。それぞれが三浦さんの顔を見て思いを伝え、主将の江口英寿(3年)は「顔を見たら涙が出てきて。ちゃんと三浦先生には頑張りますと伝えた」と必勝を誓う。

 埼玉大会では全7試合で一度もリードを許すことなく甲子園切符をつかんだ。仙台育英との初戦は苦戦も予想されるが、指揮官は「過去最高の投手陣が相手。でもこういう逆境を打ち勝つためにやってきた」と一歩も引くつもりはない。江口も「どんな展開でも粘り強く食らいついて勝つだけ」と闘志を込めた。

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