県立高に5球団10人のスカウト集結 地元の豪腕にロッテスカウト「素晴らしい」

[ 2023年6月15日 17:13 ]

練習試合   幕張総合6―5千葉明徳 ( 2023年6月15日    幕張総合グラウンド )

自己最速タイの150キロをマークした早坂(撮影・柳内 遼平)
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 初の甲子園出場を目指す幕張総合(千葉)は県民の日で休校となった15日、千葉市内の同校で千葉明徳と練習試合を行った。

 6―5で勝利した第1試合に先発した早坂響(おと・3年)は5回を2安打2失点。8四死球と制球力に課題を残すも、自己最速タイの150キロをマークした直球を軸に4三振を奪い「いつもより緊張はありました。夏に向けてフォークやカットボールも試すことができました」と振り返った。

 昨秋に捕手から投手に転向し、約8カ月で大台の150キロに到達する急成長を遂げた。

 この日は5球団10人とスカウトが大挙。21年育成ドラフト4位で同校の村山を指名したロッテの榎康弘アマスカウトディレクターは「スピードがあって、スライダーも良い。素材として素晴らしい。体ができていないのにこれだけ高い出力を出すことができることは魅力です」と高評価。また、ヤクルト・橿渕聡スカウトグループデスクは「球の速さが素晴らしい。春から成長していると思います。右肩上がりの成長を続けていると思います」と評した。

 視察した10人のスカウトで幹部クラスは5人。千葉の豪腕の注目度は急上昇している。(柳内 遼平)

◇早坂 響(はやさか・おと)2005年7月26日生まれ、千葉県松戸市出身の17歳。松戸市立東部小1年から高塚新田ラークスで野球を始める。松戸市立第五中では軟式野球部に所属。幕張総合では1年秋、2年夏、秋に捕手としてベンチ入り。50メートル走6秒3。憧れの選手は日本ハム・伊藤。1メートル76、68キロ。右投げ右打ち。

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