横浜隼人、関東大会最後の出場枠獲得―エース左腕・石橋　毎回走者許すも3失点完投

春季高校野球神奈川県大会関東大会出場決定戦　   横浜隼人8―3東海大相模 （ 2023年5月6日    横浜 ）

＜横浜隼人・東海大相模＞3失点完投した横浜隼人の石橋（撮影・村井　樹）
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　横浜隼人が快勝で最後の関東大会切符をつかんだ。

　エース左腕・石橋飛和投手（3年）の一打が打線に火を付けた。3回、先頭で打席に立つと「積極的に打ちにいけた」と右翼線二塁打で出塁。その後は面白いように打線がつながり、5番・嬉野俊介外野手（3年）の3ランを含む打者一巡の猛攻で一挙6得点。

　「あの6点でだいぶ楽になった」と石橋。投げては自チームより多い13安打を浴び、毎回走者を背負いながらも3失点と粘りの投球で完投。最速139キロの直球に90キロ台のカーブをうまく絡めて凡打の山を築き「緩いカーブを使えばファールにもなっていたし、自分のボールでも通用するんだなと自信になった」と胸を張った。

　関東大会出場は12年以来、11年ぶり4度目。石橋は「夏に向けて貴重な経験になる。関東とかは意識せず、自分の投球をしたい」と意気込んだ。（村井　樹）