元オリックス右腕が語る大谷翔平の凄さ「僕が一番打たれてた、ホームランを」 普段は「普通の好青年」

[ 2023年4月27日 21:08 ]

オリックス時代の東明氏(2020年7月撮影)
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 元オリックスの東明大貴氏(33)が27日までに更新されたYouTube「プロ野球OBクラブチャンネル」に出演。現役時代に対戦したエンゼルスの大谷翔平投手(28)について語る場面があった。

 東明氏は富田高、桐蔭横浜大から富士重工を経て2013年ドラフト2位でオリックスに入団。2年目の15年には先発ローテ入りを果たして10勝をマークしたが、その後は右肘の手術を受けるなど思うような成績を上げられず、20年11月に戦力外通告を受けた。現在は不動産会社に勤務している。

 現在の会社の同僚である、元ヤクルトの鎌田祐哉氏(44)とともに動画に登場。東明氏はプロ入り当時を振り返って「凄いとこ来ちゃったみたいな。自分がやっていける自信はなかった」と回顧。1年目の春季キャンプでは「レベル違うな、球速いな、そんな人たちばっかりだったんでヤバいなと思いました」と衝撃を受けたそうで、「誰とかじゃなくて全員球速いんですよ。プロ野球なんで」とレベルの高さを痛感したことを明かした。

 それでも14年3月28日の開幕戦、日本ハムを相手に延長12回にプロ初登板を果たした。ブルペンでは「テレビで試合を見てるような」感覚だったそうで、「ちょっと投げて」と言われてマウンドに上がったものの「結局1アウトも取れずにサヨナラヒット打たれた」。「ちょっと厳しいな、ヤベェなと思って、その日あんまり眠れなかった」とほろ苦いデビュー戦を振り返った。

 印象に残った選手について聞かれると、「大谷くん、やっぱ凄いですね」と即答。ある時、東明氏がテレビ番組を見ていると大谷が日本での全本塁打48本をまとめたVTRが流れたという。「俺よく映るな」と思って調べてみると、「僕が一番打たれてた、ホームランを。3本だったんですけど。日本では一番です」と自虐を交えてコメントした。

 大谷とは「トレーニングルームみたいなところで」遭遇したことがあり、「普通の好青年」という印象を受けたという。凄さについて「どう説明していいか分からないですけど凄いですよね。誰の目から見ても凄い」と話し、「異次元というか凄いとしか言いようがない」と表現していた。

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