パイレーツ 33歳のオールド・ルーキーが待望のメジャーデビュー 昨年まで13年間のマイナー暮らし

[ 2023年4月27日 17:31 ]

ナ・リーグ   パイレーツ8―1ドジャース ( 2023年4月26日    ピッツバーグ )

ドジャース戦でメジャーデビューを飾ったパイレーのマッジ(AP)
Photo By AP

 「オールド・ルーキー」がついに念願のメジャーデビューを果たした。

 昨年まで13年間をマイナーで過ごしたパイレーツのドリュー・マッジ内野手(33)が8回1死で代打で登場。

 本拠地の大歓声を浴びる中で打席に入った。結果は空振り三振だったが「人生でこんなにうれしい三振はない」と感慨深げに語った。

 マッジはアリゾナ州立大から10年ドラフト15巡目(全体447番目)でパ軍から指名された。

 同年から昨年までの13年間と今季を含め、1A、2A、3Aなどマイナーで計1154試合に出場。3846打数978安打の打率・254、46本塁打、355打点、222盗塁をマークしている。

 ツインズ時代の21年にもメジャー昇格を果たしたが、その際は出場機会がなかった。

 試合後、33歳のオールド・ルーキーは「打席でどんな感じだったかは説明できないよ。みんなが応援してくれた。本当に特別だよ。両親も来ている。本当に信じられない。みんなにありがとうと言いたいよ」と感激の面持ち。

 父親が泣いている姿を見たといい「父が泣いているのは初めて見たよ」。まさに家族にとっても最高の瞬間になった。

 長かったマイナー生活。そこに後悔はないという。

 「13年間は無駄じゃなかった。僕は野球が好きなんだ。世界で最も優秀なプレーヤーと一緒にグラウンドに立って、ビッグリーグのユニホームを着た。そして僕の名前が歴史に残るんだ」――。

続きを表示

2023年4月27日のニュース