“平成の怪物”松坂大輔氏 大谷は「化け物」 打たれた才木も「プラスになる」

[ 2023年3月6日 22:50 ]

WBC強化試合   日本代表8―1阪神 ( 2023年3月6日    京セラD )

強化試合<神・侍>3回2死一、二塁、大谷は3点本塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 元メジャーリーガーで“平成の怪物”の異名を持つ松坂大輔氏(42=スポニチ本紙評論家)が“二刀流”大谷翔平投手(28=エンゼルス)の異次元ぶりを「化け物」と表現した。

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」は6日、京セラドーム大阪で行われた強化試合で阪神と対戦。この日から出場解禁となった大谷は「3番・DH」で先発出場すると、3回の第2打席で才木の外角低めフォークボールに泳いで左膝を地面に着きながら、最後は右手だけでバックスクリーンへ1号3ラン。この時点で松坂氏は「あれだけストレートで押して、落とすイメージはしているんだろうなと思ったんですけど、その予測があったかもしれないですけど、ピッチャーはあの打った姿を見るとショックですね」とまずはコメントした。

 だが、大谷は5回の第3打席でバックスクリーン右へ2打席連発となる3ラン。今度は富田の高め直球に詰まりながら叩き込み、あっという間に6打点を叩き出した。これには「ピッチャーは音で分かるので。また違ったショックの大きさがあると思いますね」と1本目との比較を口にした松坂氏。9回裏が始まる前に大谷が試合前にブルペン入りした時の様子を映したVTRが紹介されると「体力も化け物ですね」と改めて信じられない様子を見せた。さらに、ともにテレビ朝日で解説を務めた元ヤクルト監督の古田敦也氏(57)から「どうですか?松坂さんも“怪物”と呼ばれたほうですけど」と楽しそうな声で水を向けられると「いやぁ…」と苦笑い。「1本目の時にこれ以上の衝撃はないと思ってたんですけど、さらにまた…」と大谷の異次元ぶりに感服しきりだった。

 また、大谷に1発目を打たれた阪神・才木についてもコメント。大谷に驚弾を浴びたことも「もうマイナスではないと思いますね。僕はプラスになると思いますね」と断言し、エールを送る場面もあった。

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