ロッテにトレードが決まった日本ハム西村天裕という男　ノリ良し！トラ青柳と同期「顔が長い」29歳

千葉・鎌ケ谷でブルペン投球を行った日本ハム・西村
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　ロッテへのトレード移籍が発表された西村天裕投手（29）は、和歌山県出身の関西人らしく、ノリ良く対応してくれたことを覚えている。春季キャンプ前の1月下旬、千葉・鎌ケ谷の2軍施設での自主トレを取材した時のことだ。

　年明けから約2週間、静岡・沼津で行った帝京大の同期生の阪神・青柳らとの合同自主トレを終え、複数の記者で取材をしていると「僕、（体）絞れたんですよ。見て分からないですか」と切り出し、筋肉量が2キロアップし、体脂肪率が2％落ちた成果を話してくれた。それを受け、「顔つきが変わった？」と問われると「誰が顔長い！？」と冗談めかして笑わせてくれた。

　それでも、野球の話になると一気に表情を引き締め、今季の目標に「50試合登板これはずっと言っています」と掲げていた。昨季セ・リーグの最多勝、最高勝率、最優秀防御率の投手3冠に輝いた青柳からは「きれいにアウトを取って、かっこよく終わろうみたいに見えるときもある。（アウトの取り方は）いろんな種類があるからもっと余裕を持って考えたら」と優しく助言を受けたといい、「気持ちが楽になった」と感謝していた。

　今季はキャンプから実戦5試合で計6回2失点と徐々に状態を上げている。昨年1月には、NTT東日本時代に知り合った女性と結婚したことも発表していた右腕。新天地の千葉で、さらにはビジターチームとして訪れるであろう新球場「エスコンフィールド北海道」で泥臭く、一つずつアウトを取る姿を見せてくれるはずだ。