山本由伸 納得の“虎狩り”で3回1失点「感覚が戻ってきました」 NPBのエース、存在感キラリ

[ 2023年3月6日 19:40 ]

WBC強化試合   日本代表-阪神 ( 2023年3月6日    京セラD )

強化試合<神・侍>力投する山本(撮影・北條 貴史)
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 侍ジャパンの強化試合である「日本代表-阪神」の一戦が行われ、日本代表の先発・山本由伸投手(24)が大会前最後の登板で安定した内容を見せた。

 初回、近本に154キロをマークするなど軽やかに発進すると、2番・渡辺に対しては158キロもマーク。3番・板山に安打を許しながらも、大山を空振り三振で仕留めた。

 その後も佐藤輝を三邪飛に抑えるなど、危なげなし。コンスタントに150キロ台を投げ、源田の好プレーにも助けられた。3回には近本に159キロで右翼ソロ弾を許し、渡辺、板山に連打。唯一のピンチを招いたが、最後は大山を156キロで空振り三振にしとめ、マウンドを降りた。

 この日は3回を50球で4安打1失点。「失点はしましたが、色々なことを試して良い感覚が戻ってきました。本戦も頑張ります」とまずまずの内容に納得顔だった。

 2月26日のソフトバンクとの練習試合では3回を2安打2失点(自責点1)。「失点はしましたけど、ボールも感覚よかったですし、いろんなことを試せてよかった」と収穫を口にしていた。今季から左足をすり足のように踏み出す新フォームに挑戦中だが、大きな問題はなさそうだ。

 2年連続で投手4冠に輝くなど、NPBでは揺るがないエース格。
本番前最後の調整でも存在感を見せた。

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