【阪神・藤浪 メジャー挑戦への経過】今オフNPBから3人目のメジャー戦士誕生なるか 交渉期限迫る

[ 2023年1月11日 01:46 ]

<阪神自主トレ>走り込む藤浪(撮影・成瀬 徹)
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 阪神からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している藤浪晋太郎投手(28)が近日中に渡米することが10日、分かった。交渉期限が15日午前7時(米東部時間14日午後5時)に迫る中、ジャイアンツなど複数球団による争奪戦は最終局面に突入。移籍先として新たにチーム再建中で先発候補を求めているアスレチックスが急浮上するなど、夢への扉を開く機運は高まった。

 藤浪の交渉がまとまれば、このオフに海を渡るNPB選手は3人目となる。藤浪と同様にポスティングシステムを利用した吉田は5年総額9000万ドル(約118億8000万円)でオリックスからレッドソックスへ移籍。ソフトバンクから海外FA権を行使した千賀は5年総額7500万ドル(約99億円)でメッツと合意した。

【阪神・藤浪の今オフの経過】
 ▽22年9月28日 藤浪がポスティングシステムによるメジャー移籍を希望していることを認める。
 ▽10月17日 阪神は同制度を使ったメジャー移籍の容認を発表。代理人は敏腕として名高いスコット・ボラス氏。
 ▽11月9日 ボラス氏が大リーグ各球団の首脳らが集うGM会議で報道陣に対応。「市場での需要が高い」とメジャー契約に自信。
 ▽12月1日 阪神は藤浪のポスティングシステム申請が米大リーグ機構に受理されたと発表。
 ▽23年1月7日 藤浪が鳴尾浜球場で自主トレし、今年初めてのブルペン投球。メジャー公式球を使用しての約30球に「いい感じで投げられている」。

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